2023/07/26

GA4のpurchaseとは?機械学習による分析と広告ターゲティング

purchaseイベントはGoogleの推奨イベントの1つです。GA4で購入数を確認したい場合は、purchaseを使用しましょう。利用するには手動で設定や実装を行わなければなりません。

本記事ではpurchaseイベントの活用方法(機械学習を利用した分析と広告ターゲティングのためのオーディエンス作成)を中心に解説します。これらはECサイト以外でも活用できます。

ECサイトの場合は、収益、注文ID、送料等のeコマースデータ取得が必要なため、複雑な設定が必要です。これらは以下の関連記事で解説しているので、関連記事を見た後に、この記事に戻ってきて、purchaseの活用方法をご覧いただくと理解しやすいと思います。

【関連記事】GA4とGTMでeコマース設定・収益化レポート設定(purchase設定)

purchaseイベントとは?

purchaseはユーザーが購入手続きを完了したことを表すイベントです。「推奨イベント」に該当し、このイベントを削除することはできません。ECサイト以外にとっては邪魔なCVイベントに見えますが、収益や注文IDを取得する必要のないWebサイトでも活用方法はあります。

purchaseイベント

purchaseイベントを設定するメリット ~ECサイト以外も使える~

purchaseイベントを設定すると、GA4の「機械学習を使用した予測指標」「予測オーディエンス」が使用できます。特に2個目のメリットが個人的にはお気に入り。

なお、機械学習を利用した「予測指標」「予測オーディエンス」の前提条件は次の通りです。小規模なWebサイトだと、ちょっとハードル高いですね・・・

  • 購入ユーザーまたは離脱ユーザーのポジティブとネガティブサンプルの最小数は次の通りです。関連する予測条件をトリガーとしたリピーターが7日間で1,000人以上、トリガーしていないユーザーが1,000人以上必要
  • 一定期間、モデルの品質が維持されていること
  • 購入の可能性と離脱の可能性の両方を対象とするには、purchaseとin_app_purchaseの少なくともどちらか一方のイベントを送信すること

機械学習を使用した予測指標

  • 購入の可能性
    • 過去28日間に操作したユーザーが、7日以内に特定のコンバージョンイベントを起こす可能性(purchaseだけでなく、ecommerce_purchase、in_app_purchaseもサポート)
  • 離脱の可能性
    • 過去7日以内にアプリやサイトで操作したユーザーが、7日以内に離脱する可能性
  • 収益予測
    • 過去28日間に操作したユーザーが、28日間の購入コンバージョン総収益の予測

予測指標の使い方

1.「探索」>「ユーザーのライフタイム」を開きます。

データ探索

2.初期値で行やタブが設定されているので、削除しておきます(これからやることを見やすくするため)。

初期値

3.必要な予測指標をインポートします。インポートできる数には上限があるので、必要なものだけ選びましょう。

必要な予測指標のインポート

4.「指標」を「値」にドラッグ&ドラップすると、レポートが表示されます。「パーセンタイル」の○%は、母集団の下から数えた場合に位置する値のことです(分かりづらくてすみません)。

例えば、「購入の可能性:90パーセンタイル」なら、購入の可能性が高い上位10%のユーザーということになります(購入可能性が低い人から数えて90%より上の人)。

指標を値にドラッグ&ドラップ

予測オーディエンス

  • 7日以内に購入する可能性が高い既存顧客
    • 今後7日以内に購入に至る可能性が高いユーザー
  • 7日以内に離脱する可能性が高いユーザー
    • 今後7日以内にプロパティにアクセスしない可能性が高いアクティブユーザー
  • 28日以内に利用額上位になると予測されるユーザー
    • 今後28日以内に最も収益を生み出すと予測されるユーザー
  • 7日以内に初回の購入を行う可能性が高いユーザー
    • 今後7日以内に初めての購入に至る可能性が高いユーザー
  • 7日以内に離脱する可能性が高い既存顧客
    • 今後7日以内にプロパティにアクセスしない可能性が高い既存顧客

購入や離脱などのユーザー行動に基づいて、GA4が自動的に作成したオーディエンスで、こられは、Google広告のターゲティングに利用できます。

予測オーディエンスの使い方

予測オーディエンスはGA4の以下の画面で確認できます。

1.「管理」>「オーディエンス」を選択します。

オーディエンスを選択

2.「予測する」をクリックします。

予測するをクリック

3.利用可能な予測オーディエンスが表示されます。Google広告とGA4が連携済みであれば、Google広告のオーディエンスリストで選択可能です。

利用可能な予測オーディエンスが表示

これで、購入可能性が高いユーザーに広告でリーチしたり、離脱可能性が高いユーザーの引き留めに広告を利用したり、上位顧客に特別なアプローチをしたり、広告施策の幅が広がりそうです。ネックなのは、前述の「前提条件」ですが、これをクリアできるのであれば、ECサイト以外でもぜひ、purchaseイベントを活用してみてください。

筆者の場合、ECサイトでなくてもいくつかのCVイベントをpurchaseイベントにまとめてしまい、教師データ(シード)を増やして、予測オーディエンスが利用できるように工夫しています。

purhaseイベントの設定方法(GTM利用)

purchaseイベントの設定方法は非常に簡単です(イベントを発生させるだけなら)。他のGA4のイベントと同様に、GTMでGA4のイベントタグを作成し、イベント名に「purchase」と入力するだけです。

イベント名にpurchaseと入力

ECサイトの場合は、冒頭に説明した通り、収益、注文ID、送料等のeコマースデータ取得が必要です。以下の関連記事をご覧ください。

【関連記事】GA4とGTMでeコマース設定・収益化レポート設定(purchase設定)

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ディーテラーはデジタルマーケティング領域のコンサルティング及びアウトソーシングサービスを提供する企業です。クライアント様の顧問マーケターとなり、最善なマーケティングプランを共に考え、実行します。また、マーケティング情報サイト「Digital Marketing Lab」を運営し、デジタルマーケティングについてフラットな視点で情報発信を行っております。

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