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2024/04/12
ドリルダウンは、GA4やLooker Studioなどでデータ分析を深める際に非常に有効な手法です。本記事ではドリルダウンの階層例やメリット、知っておくべき注意点について解説します。
データ分析におけるドリルダウンとは、データを階層構造に沿って段階的に掘り下げていく手法です。データの全体像など大きなレベルの分析からはじめ、徐々にセグメントやカテゴリに焦点を絞り、より詳細な情報を得ることを目的としています。
例えば、次のように掘り下げます。
順番に掘り下げることで、全体的な視点だけでは見逃してしまう問題点や改善点の発見につながります。
ドリルアップはドリルダウンとは反対に、詳細なデータから出発し全体像へと視点を広げていく手法です。
例えば、特定の1日のデータ分析からはじめ、1か月、四半期、半年、1年と徐々に分析範囲を拡大します。ドリルアップは、特定の事象に固執することなく、より広い視野でデータを評価し、高いレベルでの理解や傾向を把握する際に有効です。
ドリルスルーは、レポート内の特定のデータポイントや要素をクリックし、関連する別のレポートやデータセットに直接アクセスできる機能です。
ドリルダウンやドリルアップのようにデータの階層を横断する探索以外でも利用できます。ユーザーはドリルスルー機能で、必要な情報に迅速にアクセスできるため、より広い範囲のデータから詳細な分析が可能になります。
具体的にどのような階層例があるのでしょうか。ここでは、データ分析時によく利用する、主な例を3つ見ていきましょう。
トラフィック分析のドリルダウンは、サイトの利用状況を細かく把握し、具体的な改善策を導き出すために有効な手段です。
主な例は、次の通りです。
ソース別トラフィックの例を見ていきましょう。
この中から「ソーシャルメディア」を取り上げ、ドリルダウンすると次の情報が得られます。
さらに細かく掘り下げると「Facebookユーザーが最も関心の高いコンテンツ」「Facebookキャンペーンの効果」などを把握できます。
流入元に応じたユーザー行動の違いを把握することは、マーケティング戦略を立てる上で非常に有効です。
ユーザー探索のドリルダウンでは、サイトユーザーの行動を把握できます。
例えば、次のような掘り下げが可能です。
ユーザーエクスプローラを使用すると、ユーザーの行動を個別に分析できます。例えば、「コンバージョンを達成したユーザー」に焦点を当てると、効果的なユーザー経路の特定や共通点の発見などにつながります。分析結果を元に、ユーザー体験の最適化やターゲティング精度の向上が図れるでしょう。
UTMパラメータをドリルダウンに活用すると、マーケティングキャンペーンのパフォーマンスを詳細に分析できます。
特定のキャンペーンや広告の効果を詳細に把握し、次のマーケティング戦略に備えましょう。
UTMパラメータの活用方法について詳しくは、こちらの記事をどうぞ。
【関連記事】UTMパラメータとは?使い方と確認方法【管理フォーマットあり】
データの階層を深く掘り下げることは、一見すると時間がかかる作業のように思えるかもしれません。しかし、ドリルダウンを活用すると、非常に価値のある情報を入手できます。その結果、データに基づいた戦略的なプランの策定が可能になるのです。
ここでは、ドリルダウンの2つのメリットを見ていきましょう。
ドリルダウンでデータの階層を掘り下げると、背景にある要因やユーザーの行動パターンなどが明確になります。特定のユーザー行動や購買パターンなどの詳細を把握するには、全体的なトレンドや統計から情報を細分化することが有効です。
ドリルダウンによって一つずつ階層を辿ることで、データ分析の理解が深まります。
情報の全体像を見ているだけでは見過ごしてしまう情報を、ドリルダウンで発見できる点もメリットです。
詳細な分析によって、通常のデータ分析やプロセスでは見落としがちな、特定のユーザー行動や効果の高いマーケティングチャネル、改善の余地があるSNSなどの発見につながります。ドリルダウンによって得た情報を活用することで、競合他社との差別化やユーザー体験の向上、収益の増加などが期待できるでしょう。
ドリルダウンを行う際に注意すべき点が2つあります。
ドリルダウンを行う際に、的外れな視点で情報を掘り下げると、必要なデータを見逃すリスクが生じます。
分析を始める前に、「何が知りたいのか」「どのような結果を目指しているのか」など、目的を明確に定義しておきましょう。分析の目的に沿って、関連性の高いデータに絞って掘り下げることが重要です。
例えば、春のキャンペーンのデータを分析したい場合、その期間のみの情報に焦点を当てることが必要です。キャンペーンを実施した範囲内に限定し、トラフィックやコンバージョン率、SNSの反響などのデータを詳細に分析することを意識しましょう。
ドリルダウンでは詳細なデータ分析が可能になる一方、多くの時間がかかることも少なくありません。特に、大規模なデータ分析や複数のデータソースから情報を集める場合などは、分析に時間がかかりがちです。分析時間が取れず、ドリルダウンに取り組めないと悩んでいる人もいるでしょう。
効率的な分析を行うためには、優先順位の設定が大切です。最も重要な情報に焦点を当てることで、限られた時間を有意義に活用できます。また、分析ツールを活用すると、データ処理と分析時間の短縮につながります。
分析時間をかけずにドリルダウンを行いたいと考えている人におすすめなものが、Looker Studioです。クリック一つで簡単にドリルダウンできます。
設定方法はシンプルで、「設定」>「ディメンション」で「ドリルダウン」のトグルスイッチをオンにするだけです。ぜひ、試してみてください。
主な事例は、次の通りです。
例えば、地域密着型のコンテンツを展開している場合、特定地域からのトラフィックに注目することが大切です。具体的には、「地域:国>地域>市区町村」にドリルダウンすることで、エンゲージメントの低い地域を特定できます。地域特有のニーズに沿ったコンテンツ戦略を立案するのに役立ちます。
また、特定のキャンペーン期間中にCV率が低下した場合に、どのマーケティングチャネルからのアクセス数が低いのか確認する際にもドリルダウンは有効です。「集客:デフォルトチャネルグループ>メディア>参照元>キャンペーン詳細」にドリルダウンし、マーケティングチャネルごとの成果を確認します。さらに、時間軸に沿って分析を深め、CV率が低下した時期を特定しましょう。分析結果を次回以降のマーケティング戦略に活用できます。
このように、目的に沿ってドリルダウンを活用し、データ分析を深めサイトの改善に役立てましょう。
ドリルダウンとは情報を詳細に掘り下げる手法です。データ分析を深め、見過ごしがちな情報を発見できます。
Looker Studioを使うと、簡単にドリルダウンできます。ドリルダウンで得た詳細なデータ分析を活用し、Webサイトやマーケティング戦略の改善、顧客体験の向上などにつなげましょう。
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ディーテラーはデジタルマーケティング領域のコンサルティング及びアウトソーシングサービスを提供する企業です。クライアント様の顧問マーケターとなり、最善なマーケティングプランを共に考え、実行します。また、マーケティング情報サイト「Digital Marketing Lab」を運営し、デジタルマーケティングについてフラットな視点で情報発信を行っております。