コスパ最強のGA4レポート。【買い切り3万円】で全機能利用可能。
Googleアナリティクス(GA4)が分からない方でも大丈夫!読み進めるだけでアクセス解析指標が理解できるミニ解説つき。
2023/07/26
purchaseイベントはGoogleの推奨イベントの1つです。GA4で購入数を確認したい場合は、purchaseを使用しましょう。利用するには手動で設定や実装を行わなければなりません。
本記事ではpurchaseイベントの活用方法(機械学習を利用した分析と広告ターゲティングのためのオーディエンス作成)を中心に解説します。これらはECサイト以外でも活用できます。
ECサイトの場合は、収益、注文ID、送料等のeコマースデータ取得が必要なため、複雑な設定が必要です。これらは以下の関連記事で解説しているので、関連記事を見た後に、この記事に戻ってきて、purchaseの活用方法をご覧いただくと理解しやすいと思います。
【関連記事】GA4とGTMでeコマース設定・収益化レポート設定(purchase設定)
purchaseはユーザーが購入手続きを完了したことを表すイベントです。「推奨イベント」に該当し、このイベントを削除することはできません。ECサイト以外にとっては邪魔なCVイベントに見えますが、収益や注文IDを取得する必要のないWebサイトでも活用方法はあります。
purchaseイベントを設定すると、GA4の「機械学習を使用した予測指標」「予測オーディエンス」が使用できます。特に2個目のメリットが個人的にはお気に入り。
なお、機械学習を利用した「予測指標」「予測オーディエンス」の前提条件は次の通りです。小規模なWebサイトだと、ちょっとハードル高いですね・・・
1.「探索」>「ユーザーのライフタイム」を開きます。
2.初期値で行やタブが設定されているので、削除しておきます(これからやることを見やすくするため)。
3.必要な予測指標をインポートします。インポートできる数には上限があるので、必要なものだけ選びましょう。
4.「指標」を「値」にドラッグ&ドラップすると、レポートが表示されます。「パーセンタイル」の○%は、母集団の下から数えた場合に位置する値のことです(分かりづらくてすみません)。
例えば、「購入の可能性:90パーセンタイル」なら、購入の可能性が高い上位10%のユーザーということになります(購入可能性が低い人から数えて90%より上の人)。
購入や離脱などのユーザー行動に基づいて、GA4が自動的に作成したオーディエンスで、こられは、Google広告のターゲティングに利用できます。
予測オーディエンスはGA4の以下の画面で確認できます。
1.「管理」>「オーディエンス」を選択します。
2.「予測する」をクリックします。
3.利用可能な予測オーディエンスが表示されます。Google広告とGA4が連携済みであれば、Google広告のオーディエンスリストで選択可能です。
これで、購入可能性が高いユーザーに広告でリーチしたり、離脱可能性が高いユーザーの引き留めに広告を利用したり、上位顧客に特別なアプローチをしたり、広告施策の幅が広がりそうです。ネックなのは、前述の「前提条件」ですが、これをクリアできるのであれば、ECサイト以外でもぜひ、purchaseイベントを活用してみてください。
筆者の場合、ECサイトでなくてもいくつかのCVイベントをpurchaseイベントにまとめてしまい、教師データ(シード)を増やして、予測オーディエンスが利用できるように工夫しています。
purchaseイベントの設定方法は非常に簡単です(イベントを発生させるだけなら)。他のGA4のイベントと同様に、GTMでGA4のイベントタグを作成し、イベント名に「purchase」と入力するだけです。
ECサイトの場合は、冒頭に説明した通り、収益、注文ID、送料等のeコマースデータ取得が必要です。以下の関連記事をご覧ください。
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