2023/02/05

GA4で自然検索キーワードレポートを作成する方法

GA4で自然検索キーワードを確認する

ユーザーがどんなキーワードで検索して自社サイトにたどり着いたかを把握することは、SEO対策の状況や、ユーザーのニーズを把握する上で非常に重要です。この記事ではGA4で自然検索キーワードを把握するためのレポートを作成します。

以下のようなレポートになります。左メニューに「Search Console」が追加されていることに注目してください。

GA4自然検索レポート

【STEP1】Googleサーチコンソールとの連携方法

自然検索キーワードレポートを見れるようにするには、GoogleサーチコンソールとGA4を連携させる必要があります。

サーチコンソールとGA4の連携は、画面下にある「管理」から行います。

GA4管理

①プロパティ内「Search Consoleのリンク」をクリックします。

Search Consoleとリンク

②「リンク」をクリックします。

③設定しているSearch Consoleのプロパティ名が表示されるので、該当のものにチェックを付けて「確認」を選択しましょう。

④「次へ」ボタンを選択し、ウェブストリームを選択します。

⑤「次へ」をクリックし、設定の確認、送信をすればリンクは完了です。

Search Consoleのリンクを作成

GA4は編集者、サーチコンソールは確認済み所有者としての権限が必要ですので、事前に確認しておきましょう。

【STEP2】GA4レポートのライブラリ設定

サーチコンソールとGA4を連携させた後、レポートの一番下にある「ライブラリ」をクリックします。

※他のメニューには「ライブラリ」が表示されないので、必ず「レポート」を選択していることを確認してください。

コレクションの中のSearch Consoleが「非公開」になっているので、これを「公開」します。

GA4ライブラリ

左メニューに「Search Console」が追加されていれば成功です。

GA4とSearch Consoleの連携

【STEP3-1】レポート説明:クエリ

クエリでは、オーガニック検索のクエリ・クリック数・表示回数・クリック率・平均掲載順位の確認が可能です。「検索クエリ」とは、ユーザーが実際に検索した語句を表します。

Search Consoleクエリ

【STEP3-2】レポート説明:Google オーガニック検索レポート

Googleオーガニック検索レポートでは、ユーザーがたどり着いたページ(ランディングページ+クエリ文字列)やページごとのクリック数・表示回数・ユーザー数・エンゲージメント率・イベント数・CV数などの確認が可能です。

オーガニック検索レポート

【応用】自然検索数の時系列グラフを作成する(Looker Studioでレポート作成)

Looker Studio(旧:Googleデータポータル)でレポートを作成することも可能です。

ルッカースタジオ

詳しく見ていきましょう。

このレポートの利用シーン

このレポートを利用すると、広告ではない、検索エンジンからの検索流入数を時系列で確認できます。

月別自然検索数レポート

ルッカースタジオ(旧Googleデータポータル)による設定方法・手順

ルッカースタジオにアクセスし、新規レポート作成します。

Looker Studio

「データのレポートへの追加」で、Googleアナリティクスを選択します。その後、作成したいGA4プロパティを選択してください。

データのレポートへの追加
Google Analyticsプロパティ

挿入→縦棒グラフを選びましょう。はじめてレポートを作成する際にサンプルのレポートが表示されていますが、これは削除してOKです。

ルッカースタジオの縦棒グラフ

「グラフの設定」で次のように設定します。

  • ディメンション=日付
  • 指標=セッション
Looker Studioのディメンションと指標

年月のレポートを表示したいので、「日付」の左アイコン(マウスオーバーで鉛筆マークになる)をクリックして、タイプ=年、月に変更します。

年月

デフォルトの日付範囲をカスタム→詳細設定→年月指定してください。おすすめは、今月+過去13ヶ月です。この日付設定だと、「今月」「今月の前年同月」「前月」「前月の前年同月」が見れるからです。

日付の詳細設定

今月+過去13ヶ月を設定するには、詳細設定で以下のように入力してください。

過去13ヶ月

このままだと、セッション×年月のデータなので、これを自然検索セッションに絞るためにフィルタ設定を行います。まずは「フィルタを追加」を選択します。

フィルタ

下記画像のように、フィルタを設定すれば、グラフが自然検索結果に絞られます(レポート完成)。

フィルタの編集(自然検索キーワード)

これ以外にも、「指名検索キーワードの時系列レポート」もおすすめです。指名検索数は自社やブランドがどれだけ認知されているかの重要なシグナルです。モニタリングできるとブランディング施策の効果測定にも活用できるので便利。

この記事の応用編として書こうと思ったのですが、長くなりそうなので別の機会にしておきます。

まとめ

GA4とLooker Studio(ルッカースタジオ)を連携すると、自社サイトの自然検索キーワードを知るだけでなく、見やすいレポートを作成することができます。

これ以外にもルッカ―スタジオは、さまざまなデータをリアルタイムに反映させたレポート作成が可能なツールです。筆者もルッカースタジオでDeeBoardというレポートフォーマットを作成していますので、こちらをぜひ参考にデザインしてみてください。

DeeBoardを使ってみませんか?

GA4の見方が分からなくても、操作が面倒でも、DeeBoardなら美しく見やすいレポートで、サイトの健康状態をすぐに把握できます。

「誰でも普通に使える」最高品質のLooker Studio(ルッカースタジオ)レポートを、ぜひ体験してみてください。

運営会社 ~DeeTeller, inc.~

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ディーテラーはデジタルマーケティング領域のコンサルティング及びアウトソーシングサービスを提供する企業です。クライアント様の顧問マーケターとなり、最善なマーケティングプランを共に考え、実行します。また、マーケティング情報サイト「Digital Marketing Lab」を運営し、デジタルマーケティングについてフラットな視点で情報発信を行っております。

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